現在、わが国では2020年度末までにジェネリック医薬品の普及率を80%まで引き上げることを目指しています。
後発薬の使用促進
“厚生労働省では平成25年4月に、平成30年3月末までに数量シェア60%を目標とする「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」を策定し取組を進めてきました。さらに、平成27年6月の閣議決定において、平成29年央に70%以上とするとともに、平成30年度から平成32年度末までの間のなるべく早い時期に80%以上とする、新たな数量シェア目標が定められました。目標の実現に向け、引き続き、後発医薬品の使用促進のための施策に積極的に取り組んでいます。”
※厚生労働省ホームページより
2013年の普及率が4割弱だったことを考えると、この先のジェネリック医薬品が普及していくことは確実です。実際、ed治療薬 通販のホームページに掲載されている全国の医療機関でも、2014年6月にジェネリックバイアグラが発売されてから取り扱いを開始したクリニックの割合は約1割でしたが、1年で約4割にまで増加しています。今後もさらに増え続けていくことでしょう。
登録病院数に占めるジェネリック医薬品取扱病院数の割合
2014年6月 全体の約1割(約1100クリニック)
2015年1月 全体の約25%(約3000クリニック)
2015年6月 全体の約4割(約5800クリニック)
※ED治療ナビゲーター調査(2015年10月)
ジェネリック薬品が普及すればするほど、治療領域の選択肢としてすすめられる機会が増えていきます。それはED治療も例外ではありません。医療機関でED治療を受けた際にジェネリックを推奨するようになる日がすぐそこまで来ているのです。
ジェネリック医薬品ユーザーは準備か?
いくらジェネリックが普及しても、実際に選ばれなければ意味がありません。 しかしながら、治療を受けにきた患者が、診察の現場でジェネリック薬選択の意思を問われたとき、きちんと判断できるほどジェネリック薬についての知識は広まっているでしょうか?ジェネリック医薬品に対する正しい知識を身に付けておかなければ、ベストな選択をするのはなかなか難しいことです。
このコラムでも何度か伝えしているように、ジェネリック医薬品の存在を知っている人は増え続けていますが、現在の状況では、正しい情報が十分に伝わっていないため、先入観から誤ったイメージをもったままになっている方が多いというのが現状です。普及が拡散しても理解はなかなか広がらない。 このギャップは、患者にデメリットをもたらしてしまう可能性があります。